どうも、上田タカヒロです。
せどりで仕入れていると、必ず売れない商品が出てくると思います。
「売れると思ったのになぁ・・・」
「けっこう高かったから早く資金を回収したい!」
そんな場合に売れ残り在庫を処分する方法や確実に売り切る方法、赤字をできるだけ少なくする方法について僕が過去に試した手法をご紹介します。
モノレートをきちんと使って仕入れてますか?
せどりを始めたばかりの初心者は、リサーチの仕方を正しく理解することが非常に重要になってきます。
売れるのかどうかの正しい見通しや、モノレートの使い方を理解せずにただ闇雲に仕入れていると、3か月も6か月も売れないという商品を仕入れてしまうこともあります。100円や300円で仕入れた商品でしたら痛くはないと思いますが・・・。
たまに、Amazonランキングを見て仕入れ判断をする人がいますが、基本的にはモノレートの方が大事です。ランキングはその瞬間の風速を表すにすぎませんが、モノレートは過去の売れ行きをリアルタイムで確認することができます。Amazonランキングなんて、正直どうでもいいです。必ずモノレートの波形を確認しましょう。
そして、なかなか仕入れ対象となる商品が見つからないと、とりあえず何か仕入れたいという気持ちが強くなって、売れる見通しをかなり甘く見積もって仕入れてしまいがちです。売れない商品は本当に売れません。そこは冷静に判断することが必要です。
せどりで仕入れた商品が売れないとどうなる?
仕入れた商品が売れないということは、せどりにおいては致命的な事態です。
売れないという精神的なダメージもありますが、それよりも怖いのが『資金のめぐりが悪くなる』ということ。5,000円で仕入れた商品が売れないということは、本来売れれば戻ってくる5,000円が返ってこないということと、次の5,000円分の仕入ができなくなるということです。
仮にそれを4,000円で販売したとすれば1,000円赤字で済みますし、残りの4,000円を使って再度仕入れができるようになります。一度失敗したことを教訓として学習し、次は同じような仕入れをしなければ良いことが学べるので、勉強代としては安いもんです。
問題なのは、5,000円で仕入れた商品がいつまでも売れないままでいることです。売れなければその5,000円で仕入れた商品は何の価値も生みませんし、それが5個や10個も不良在庫として抱えていたとしたら25,000円や50,000円分損をしているだけになります。
このように仕入れた商品が売れないと次の仕入ができませんし、資金が枯渇したり翌月のクレジットカードの支払いができなくなってしまうのが一番の問題です。それであれば、赤字だとしても売り切ってしまった方が100倍マシです。
売れない在庫を売り切るには?
では、売れない在庫がある場合にどうしたら販売できるのでしょうか。
前提としてはモノレートをきちんと使って売れる見通しのある商品だけを仕入れるわけですが、それでも売れ残ってしまった商品をできる限り早く売り切る方法をご紹介します。
赤字だとしても価格を下げる
最も効果的なのが『価格を下げる』という販売方法です。
誰もが嫌がる方法ではありますが、資金回収を行うためですので赤字で売り切ることもせどりでは重要になる場合があります。できれば平日ではなく、『土日限定特価』などとして安さをアピールしていくことが肝心です。
5,000円で仕入れた商品であれば、100円や200円と恐る恐る下げるのではなくて、500円とか1,000円単位で思い切って下げていくと効果が出やすいです。
写真を撮り直す
Amazonで販売する場合、中古品であれば写真を追加することができます。
写真を撮らずに出品しているせどらーは実は多いです。購入者の気持ちになればわかりますが、価格や説明文と同様に「この商品がどういったコンディションなのか」をひと目で表すには写真が最も効果的です。
さらにいえば、同じようなコンディションで価格も同じだとすれば、購入者としては具体的な状態が分かる写真付きの商品を直感的に好みます。写真を確認して、状態にも納得してくれれば商品選びにAmazonを見てる人はあなたから商品を買ってくれます。
それだけ購入者の視覚に訴える方法は売り切るためには有効だということを覚えておきましょう。
Amazonポイントを付与してみる
Amazonポイントとは、その商品を買ったらもらえるポイントですね。次回Amazonのお買い物で利用できる割引ポイントのようなもので、セラーセントラルの在庫管理画面から簡単に設定が可能です。
同一コンディション、同一価格ならば、少しでもお得に買い物できる商品を購入者は選びます。僕自身もせどりを始めたころに抱えた売れない在庫があったときに、よくAmazonポイントを付けて他の出品者と差別化するようにしてました。
値下げで勝負するよりも効果的だったことが多くて、売れない商品を売り切るためには有効に活用していた方法です。
売る場所を変えてみる
Amazonで売れないなら、メルカリやヤフオクなど他の販売プラットフォームを活用してみましょう。そのためには、それぞれのプラットフォームごとに利用する人の年齢層が異なること覚えておく必要があります。
・Amazon・・・全年齢層
・メルカリ・・・10代~20代
・ヤフオク・・・30代~50代
など、それぞれ好んで利用される特徴を押さえておくことが大事です。同じ商品だったとしても、ヤフオクよりはメルカリの方が売れる商品というのがありますし、逆にメルカリよりはヤフオクの方が売れているものもあります。
売れない商品はどのプラットフォームだとより売れそうか考えて、Amazon一本足というよりは売る場所を変えてみるということも売り切るためには有効な方法といえます。
まとめ売りをしてみる
Amazonではなく、ヤフオクなどで販売してみても売れないという場合は、商品が複数あるのでしたら『まとめ売り』をしてみるのも良い方法です。
特にオークション形式にすると、安さが目立つ分たくさんの人の目に触れさせることができます。僕も箱なしで仕入れた特殊なスマホケースを20個くらいまとめて出品したことがありましたが、1円スタートで出品したところけっこう高値で売り切れたことがあります。(仕入れた人は業者かな?)
それでも赤字ではありましたが、1円の価値も生まなかった商品がきちんとお金となって返ってきたと考えれば対処としては正しかったということになります。何度もいいますが、一番ダメなのは資金のめぐりが悪くなることです。
それであれば、赤字だとしても売り切って仕入れ資金を回収した方がずっとマシです。
最後に
今どんなに稼いでいる優秀なせどらーでも、過去に売れない商品を仕入れて失敗した経験というのは全員が持っています。もしも、そんな経験がないよーって人は、せどりじゃなくてもっと他のことをしていた方がいいですw
売れない在庫というのは、どれだけ待っても利益を得る売り方をするのは難しいです。そうであれば、できるだけ傷が浅く済むように試行錯誤してみて、早く売り切る方法を考えていきましょう。そして、肝心なのは「同じ失敗を繰り返さない」ように学習すること。
資金の枯渇や回収ができないことは、せどりにおいては本当に致命的です。序盤でもいいましたが、仕入れる時はAmazonランキングではなくモノレートを活用すること、その波形で仕入れ判断をするように心がけると失敗を最小限にできると思います。